まりろぐ

青年海外協力隊、ベトナム生活、東京から福岡への移住、趣味の登山と海外バックパッカーについてなど徒然なく書く予定。

技術補完研修(自動二輪講習)について

職種によっては、派遣前訓練の前に技術補完研修というものを受ける必要があります。

実務経験によっては免除されることもあるそうです。

派遣前訓練は二本松(福島県)と駒ヶ根(長野県)の二箇所に別れることになりますが、技術補完研修では同じ職種の人が一同に揃うので、人脈を拡げたり、情報交換をする貴重な機会とも言えます。

私の職種(マーケティング)は技術補完研修はありませんでしたが、自動二輪講習を受けました。

 

技術補完研修(自動二輪講習)について

私が参加した4次隊(3月派遣)の技術補完研修(自動二輪講習)は12/24-25...
ちなみに埼玉の教習所近くで一泊(必須)でした。
家から一本だし、余裕で帰れるけど、泊まり必須です。
「え?プレゼント配りにいくの?」って言われたよ。

 

青年海外協力隊に参加するために、自動二輪免許をとるお話

青年海外協力隊が内定した後は、バイク免許をとりました

と言っても、全員ではありませんし、全体の中で活動時にバイクに乗る隊員は少数です。

任国で二輪の運転が必要と判断された場合(おそらく現地からの要請や、調整員の判断、OB隊員の声)は、派遣決定後に「小型自動二輪免許」を取得する必要があります。
ちなみにMT指定です。

 

小型自動二輪普通自動二輪 どっちがいい?

小型自動二輪(125cc以下)で良かったのですが、私は普通自動二輪(400cc)にしました。


普通自動二輪のメリット

  • 将来的に大きいのが乗れる(250ccが乗りやすさ的にも経済的にもよさそう)
  • 小型よりも講習が充実(実技のコマ数が多い)
  • 取得までに要する日数(合宿)も費用も小型とそんなに変わらない


活動が終わって振り返ると、小型自動二輪でも差し支えなかったです。

結果、最終の検定試験で一回不合格になったので、小型自動二輪にしておけば、貴重な休日を検定に潰したり、お金(再受験料や往復交通費)が節約できたり、何より「次も不合格だったら...」ってハラハラドキドキしなくて済んだかもしれません。

が、ストレートに合格すれば、上記の通り、かかる日数も費用も変わらないので、私はどっちでもいいと思います。(結局それかい)

 

どうやって免許をとったか?

選択肢としては、通いか合宿の2択かと思います。

勤めている人だと当然休日問題があるのでなかなか合宿という選択肢は難しいと思いますが、私は合宿でとりました。

ちょうどシルバーウィークの時期で、仕事を休まないと行けない日数も通常より少なく、仕事も閑散期だったので、休みも比較的とりやすかったので。


自動車学校は、掛川自動車学校。
ストレートに行けば、7日間でとれます。

www.menkyo-school.jp


決め手は、
•費用が安かった(ホテル泊でいろいろ込みで8万くらい?だいたい)
•最短でとれる(他は講習の都合で長くかかるところもあった)
あとは、「安心コース」というものがあって、卒業までの補修と卒検の費用を保証する
というものが良かったです。
一回でも延びたり卒検に落ちると、「安心コース」に入っていた方が安くつきます。

しかし誤算だったのが、卒検に落ちると、
•講習が最低2日間のびる
ということ。
卒検は週3回(しかも朝イチのみ)しかなく、一回卒検に落ちると補講を受けないとならないのです。
会社の有給をつかってき来ている(しかも予想に反して繁忙期になってしまった)
ので、2日間のびるなんて無理。
なので、必然的にもう一回くる(東京と掛川を往復)ことになります。
となると、貴重な週末1日フルつかって、ほぼ始発で掛川に向かい、
掛川東京往復の1.5万を追加負担することに...

講習の諸々は書くと長いので省略しますが、
一回目(合宿の採取日)の卒検でスラロームパイロンをスコーンと吹っ飛ばしたため、不合格。
ワケあって次の週に受けれなかったので(尾瀬に遊びにいった)ので
2週間後ガチガチになりながらも、なんとか卒検を合格することができました。
ちなみに、女性の一発合格率はあまり高くないようです。
私の回は9人中4人の合格のやや狭き門でした。

なので、同じような状況(現職で二輪取得の自信のない方)へのポイントとしては

  • 卒検に落ちると何日のびるか確認
  • 合宿最短日+1回卒検落ちた場合の余裕をもって休暇をとる
  • 絶対ホテル宿泊(合宿所はヤンキーと学生で心が荒むこと必至)
  • PCや語学学習グッズをもっていく(実技以外はヒマなので、レポートや語学勉強がはかどるはかどる)


卒検合格後は?

自動車学校では免許交付はできないので、住民票のある市町村の免許センターで交付手続きをする必要があります。

が、基本平日しか開いておらず、なかなかハードルが高めです。

混み具合によりますが、小一時間で交付されました。

免許が交付された後は、JICAに「免許取得報告書」を提出してひとまず完了です。

派遣が決まってからのスケジュール

会社によって異なると思いますが、私の場合、会社関係のスケジュールはこんな感じでした。

 

2013年12月まで 今の部署で引き継ぎなど。
2014年1月     今の部署→本社へ異動。派遣前訓練開始。
3月中旬               派遣前訓練終了。表敬訪問など。

3月下旬               派遣開始

2015年3月下旬   帰国

4月から               会社へ復帰

 

正月休みに入るまでに、今の住居を引き払って実家に戻りました。

派遣前訓練までの出社日(2日くらい)と訓練後〜派遣(7日くらい)は、会社に問い合わせたところ、基本出社日ね、とのこと。

私は有給で休みました。(だって家がないし)

 

分からないことがあったら

わざわざ書くことでもないかもしれませんが、分からないことがあったら会社の担当者やJICAの窓口に聞くのが早いです。

 

私の場合は、会社としても初の試みだったので、そもそもルールがない、ということもあったので、そんな時は自分にとって有利な条件で交渉できるかもしれません。

きっと後任の方にも引き継がれていくと思います。

 

 

社内選考が終わってからJICAの選考前、わからないことや本当に合っている情報か不安なときがあって、質問しようか、でもこんな個人的なこと聞けないしどうしよう、と迷ってたのですが、「自分のことなんだから、自分が聞かなきゃ!」と。
 
社内公募のときも、JICAの選考のときも、チェックされていた要素の一つに、自律性というか「自分のことをちゃんと自分でやる」姿勢や力があったように思います。
今の暮らしでもそうだけど、何かが起こったときに「あのときああしていれば!」「なんで誰も教えてくれなかったの?」って後悔しないように、わからないことがあればそのままにしないこと、改めて感じました。
 
 

青年海外協力隊の選考をパスするポイント

これから青年海外協力隊の選考を受ける方へ、私が重要だと思ったポイントを書きます。

少しでもご参考になれば...

 

健康

不合格になる原因として一番多いのが、健康診断。

会社で受ける定期健康診断よりも測定項目が多くて、OKとされる基準も狭いです。

自分は健康だと思っていても、測定すると、微妙な数値がでてくることもあります。

体重だと努力すれば成果が出るのですが、血液やアトピー性皮膚炎などは治療に時間がかかるので、準備しておくのが安心です。

健康診断の項目以外でも、気になっている症状のある方は良い機会だと思って、病院で検査してください。

歯科は検査項目にはないのですが、なるべく早めに検診にいくのをお勧めします。

任地で痛くなったら、3択(①放置 ②抜歯 ③帰国)だそうです...

 

健康診断を受ける病院は、自分で決められます。

保険範囲外なので、診断料と結果をもらうまでの日数はまちまちです。

大きな病院より、個人のところの方が早くて安くて、説明を聞けるので安心なような。

私は近所の個人病院で受けましたが、待ち時間も少なくて、アットホームな雰囲気で色々聞けてよかったです。

 

語学

TOEICは早めに受けておいた方が良いです。

社内公募の募集要項では、TOEIC330~とあったので、余裕だと思っていました。

が、蓋をあけてみると、要請ごとに必要な語学力が定められており、それに満たない場合か証明するものがない場合は応募することができません。

 

私のときは書類提出まで一ヶ月半だったので、TOEICを受ける時間がなく、GTECを受けました。(すぐ受験できて10日くらいでスコア通知)

GTECListeningReadingだけでなくWritingSpeakingがあるので、英会話に自信がある方は別ですが、私のようにほぼ受験英語と海外旅行レベルの能力くらいでは高いスコアを出す事が難しいです。

ちなみに過去さかのぼって何年以内という制限はないので、TOEICでもGTECでも規定の証明書があれば、大丈夫です。

英語力はあるには超したことがない、というか、現地で楽しくやっていくには必要なので、どっちにしても勉強した方が良いです。

 

二輪免許

要請によっては、普通二輪免許(小型限定)の免許が必要です。

赴任前にJICAの単車訓練があり、それまでに取得(赴任3ヶ月前くらい)しないといけません。

私は二輪免許が必要なので、秋頃に取得予定です。

400ccをとるのか125ccをとるのか...合宿なのか通いなのか、迷い中です。

ちなみに自腹でした。

会社を辞めずに海外ボランティアに参加する方法

日本で就職したけれど、一度は海外で働いてみたい、あるいは将来的に海外で働きたいという方も少なくないのではないでしょうか。

私もその一人で、大学卒業後に新卒で日本企業に就職し、運良く希望の職につけたのですが、なかなか海外転勤のチャンスはなく、「いつかは」という思いを温め、温め、はや4年が経っていました。

今の会社でチャンスを待つよりも、転職する方が早いのでは

(海外ボランティアでなく、就職であれば、実際にそうかもしれません。私の会社では。)

けれど、今のポジション、待遇、環境も捨てがたいし、踏ん切りがつかない

そんな時に知った制度が、「民間連携ボランティア制度」でした。

 

民間連携ボランティア制度について

民間連携ボランティア制度で派遣された社員は、企業で培った経験・能力を生かして、相手国の社会・経済の発展、友好親善・相互理解の深化に貢献していただきます。帰国後は、企業のグローバル人材育成やネットワーク構築に役立ちます。

詳しい情報は、下記より

www.jica.go.jp

 

一般応募、現職参加とも基本的には派遣期間が2年間ですが、

私の参加する「民間連携ボランティア制度」では、多くの場合、1年間派遣されるケースが多いです。

 

民間企業とJICAが連携し、派遣国職種期間の擦り合わせが行われ(=オーダーメイド派遣)、企業が社員を選出し、JICAで選考が行われ、協力隊員となります。

 

社内公募から合格までのスケジュール

私の場合はこんな感じ。

 

20132月末  公募締め切り

3月上旬 書類選考結果連絡(社内選考一次)

3月中旬 面接

3月下旬 合否連絡(社内選考二次)

5月下旬 JICAへ応募書類提出(語学力証明書健康診断書応募長所など)

6月上旬 書類選考合否結果通知

6月中旬 JICAで面接

6月下旬 合否連絡

 

会社からは3名選出され、JICA選考も3人とも合格しました。

(私以外は1月に派遣開始)

 

前例があまりないので、「民間連携ボランティア制度」の情報が少なかったのですが、

JICAへの応募書類提出以降は一般募集と同じに思います。

面接についても、落とすための選考ではなく、意志の確認やミスマッチを防ぐ内容だったので、ちゃんと準備すれば大きな壁ではないと思います。

 

私が選考に参加した際は、会社としても初の試みだったので、公募締め切りから合否連絡までの期間が長めでしたが、現在はもっと短い期間になっています。

(会社によって異なると思います)

 

これから「民間連携ボランティア制度」への参加を考えていらっしゃる方、

青年海外協力隊への参加を考えていらっしゃる方へ、

あくまでも私の場合ですが、選考の際の体験談を書きました。