会社を辞めずに海外ボランティアに参加する方法
日本で就職したけれど、一度は海外で働いてみたい、あるいは将来的に海外で働きたいという方も少なくないのではないでしょうか。
私もその一人で、大学卒業後に新卒で日本企業に就職し、運良く希望の職につけたのですが、なかなか海外転勤のチャンスはなく、「いつかは…」という思いを温め、温め、はや4年が経っていました。
今の会社でチャンスを待つよりも、転職する方が早いのでは…
(海外ボランティアでなく、就職であれば、実際にそうかもしれません。私の会社では。)
けれど、今のポジション、待遇、環境も捨てがたいし、踏ん切りがつかない…
そんな時に知った制度が、「民間連携ボランティア制度」でした。
民間連携ボランティア制度について
民間連携ボランティア制度で派遣された社員は、企業で培った経験・能力を生かして、相手国の社会・経済の発展、友好親善・相互理解の深化に貢献していただきます。帰国後は、企業のグローバル人材育成やネットワーク構築に役立ちます。
詳しい情報は、下記より
一般応募、現職参加とも基本的には派遣期間が2年間ですが、
私の参加する「民間連携ボランティア制度」では、多くの場合、1年間派遣されるケースが多いです。
民間企業とJICAが連携し、派遣国•職種•期間の擦り合わせが行われ(=オーダーメイド派遣)、企業が社員を選出し、JICAで選考が行われ、協力隊員となります。
社内公募から合格までのスケジュール
私の場合はこんな感じ。
2013年2月末 公募締め切り
3月上旬 書類選考結果連絡(社内選考一次)
3月中旬 面接
3月下旬 合否連絡(社内選考二次)
5月下旬 JICAへ応募書類提出(語学力証明書•健康診断書•応募長所など)
6月上旬 書類選考合否結果通知
6月中旬 JICAで面接
6月下旬 合否連絡
会社からは3名選出され、JICA選考も3人とも合格しました。
(私以外は1月に派遣開始)
前例があまりないので、「民間連携ボランティア制度」の情報が少なかったのですが、
JICAへの応募書類提出以降は一般募集と同じに思います。
面接についても、落とすための選考ではなく、意志の確認やミスマッチを防ぐ内容だったので、ちゃんと準備すれば大きな壁ではないと思います。
私が選考に参加した際は、会社としても初の試みだったので、公募締め切りから合否連絡までの期間が長めでしたが、現在はもっと短い期間になっています。
(会社によって異なると思います)
これから「民間連携ボランティア制度」への参加を考えていらっしゃる方、
青年海外協力隊への参加を考えていらっしゃる方へ、
あくまでも私の場合ですが、選考の際の体験談を書きました。